豊胸へまっしぐら

豊胸をプチ整形で体験した人の多くは、かなりの確率でリピーターとなり、さらにより本格的な豊胸の治療を希望するようになるとのことですが、それもこれも現代日本の美容外科が有する豊胸のノウハウ、その技術力の高さと確かさにあることは間違いないところです。どうせ仕上がりと効果が同じなら、出来るだけ長く持続させたいという心理も働いているでしょうし、結局その方が安上がりという計算もあるでしょう。

一方で、若いうちは豊胸も季節限定で充分、というユーザー層も確実に存在していて、それは夏場だけ、ほんのワンサイズアップするだけで充分という人がほとんどのようです。つまり、目立つシーズンだけ美乳になりたいというわけですね。これなどまさしく、プチ整形の正しい使い方であり「オシャレの一環」としてのプチ整形のありかたを象徴するものだと思います。先にも触れましたが、若いうちならこれからまだバストが自然に成長する余地が残されているのです。インプラントの豊胸をあまり若年のうちに受けることはほとんどのドクターが推奨していません。

むしろ今注目されるのは、ミドルエイジ以上のユーザー層で、本格的ボディデザインの一環として、脂肪注入法による豊胸をチョイスする人が増えていることです。出産、授乳、加齢などによって哀れにもしぼんでしまったバストは、女性の人生の象徴のようでもあります。男はたとえ年をとっても男でいられますが、女はそうはいかない、などと誰が決めたのでしょう。まったく不公平なルールが罷り通っているのは困ったものです。

実際こうしたことが、配偶者との関係性に亀裂を生じ、熟年離婚の原因のひとつにもなっているわけですから、あまり軽々しく考えることはできないでしょう。そうしたとき、ボディラインを若返らせる合理的な治療の一環として豊胸を視野に入れることもまた、新しい展開を模索するひとつの道なのではないでしょうか。

今後我が国の高齢化は益々顕著になるわけで、そうなると夫婦が一緒に過ごす時間もどんどん延びていくことになるのです。これまでは、女性がいつまでも若くいることは一部セレブのステータスでしかありませんでしたが、これからは豊胸に代表される美容外科のノウハウが一般に浸透し、誰もが楽しい老後を、若く、元気に、美しく過ごす社会が実現するはずです。そうなると、もはや「老後」という言葉そのものが死語となることは必然でしょう。まあ、そうした難しいことはさておき、誰だっていつまでも若く、カッコよく、美しくありたいじゃないですか。というわけで、あなたも夏を控えて、豊胸を考えてみませんか?